ほしぞら

福永眞由美 公式ブログ

こころの散歩道(第九十一回歌道講座)



春 三月の歌道講座に
受講生の 大野かさねさんが
ひと月遅れの
私のお誕生日祝ひにって

可愛い ガーベラの花束を
持ってきてくださったの。


     ガーベラ1


青いガラス瓶に
ガーベラの花を 飾って

歌学びの場に
ぽっと 小さな灯がともったみたい。


ガーベラ2


かさねさんの紹介で
初めて 歌道講座の見学に来られた
山口順子さんが
講義と 添削指導をじっと聴いてをられて
参加者全員による
秀歌の投票の前になって
恥づかしさうに

「先生、あの・・歌が詠めました」。

教場に活けられた
可愛い ガーベラの花を詠まれた
とても素直な 良いお歌で

なんと 受講生全員の投票の結果
「天」に 選ばれました。

おめでたう!


     

      青いグラス




      第九十一回大東会館歌道講座 秀歌


「天」
射す光透かす器に生けられし花あざやかに教場に咲く
                          山口 順子


「地」
久しかる吾が子の声を耳にして己が不孝をかへりみる夜
                          島田 栄造


「地」
亡き妹の愛でし白ゆりしづかなり眺めてひとり杯重ねたり
                          小宅 則史







エッセイ |

こころの散歩道(菊と竹籠)

沖永良部の 道の友  
葉棚奈緒子さんから
沢山の菊の花を
贈っていただきました。

ご両親ご丹精の
沖永良部島の 菊の花です。



永良部菊



いただいた菊の花を
腕いっぱいに 抱へて

ひとりで
母の実家のお墓参りに。




春の空

空は もう
すっかり 春の空。 



菜の花畑

母の車椅子を 押して
この道を 行ったの。



紅椿


お母さん
見てゐるかな・・



桃色椿


今では 他に
お参りする人が ゐなくなった 
お墓の前で

「あんなに やさしい 素敵な人を 
この世に 生んでくださって
私の お母さんに してくださって 
ありがたうございます」
って いつも 手を合はせてゐるのよ。 






菊花籠1




まだ お花は いっぱい。

思ひきって
大切な方からいただいた 大きな籠に
残ったお花を ぜ~んぶ 活けてみました。


この竹細工の籠は
大分県の道友 故・岩尾勝太郎さんから いただいたもの。

岩尾さんの父君は 人間国宝 生野祥雲斎氏とともに
別府の 竹工芸界の重鎮であられた 岩尾光雲斎氏。
岩尾勝太郎さんは 父君の後を継がれ
別府竹工芸の継承と 後継者育成に
その生涯を かけられました。

岩尾勝太郎さんの号は 岩尾豊南。

今は ご子息岩尾一郎氏が その号を継がれ
二代目岩尾豊南として
祖父君 父君の 志を一筋に継承してをられます。




岩尾竹かご


この竹細工の籠は 私の 童話出版のお祝ひに
一郎さんから お贈りいただいたもの。

素敵でせう?





エッセイ |

こころの散歩道(雪の高原より)


まるで雪に埋もれたやうに寝込んでしまった
私に届いた 明るい春の花かご。

もう 十日以上経つのに
まだ いきいきと美しく咲いてゐます。




添へられたメッセージは

   お誕生日 おめでとうございます。
     眞由美さまのご健康を
   深いふかい 白い雪の高原より、
     心より お祈り申し上げます。

        小山 承子   




九重からの花かご


しんしんと降り続く 雪を見ながら
みちのくの友を 
雪国の友を
心配して 思ふ日々だったけれど

「坊がつる讃歌」で名高い
大分県九重の山に住む 小山承子さんも

深い ふかい 白い雪の高原で
ひたすら 遅い春の訪れを待って
暮らしてゐるのだと

毎年 お誕生日に美しい花かごを贈っていただくのに
まだ 一度しかお会ひしたことのない
遠い わが心の友を しみじみと思ったことでした。





    九重の自然
    (嶋田裕雄 著・九重の自然)
 
    九重の自然2
    (嶋田裕雄 著・九重の自然)


小山承子さんの父君は 嶋田裕雄さん。
九重の自然をこよなく愛され 
九重の自然を守る会の理事長として
文筆活動にも活躍されました。
古くからの不二歌道会々員であられ、
「不二歌壇」には毎月 格調高い美しいお歌を
出詠下さいました。

奥様とともに経営してをられた旅の宿には
お二人の仲人であった父も お訪ねし、
文豪川端康成氏も 何度も足を運んでをられます。




九重の自然5
      ( 写真は「九重の自然」より)


九重の自然3
       ( 写真は「九重山」より)



お父様の志を継いで
九重の自然を守るために 力を尽くしてをられる 承子さん。

九重の山に 春を告げる 
まんさくの花は 咲きましたか?




雪と梅の花



今日は お父様の「九重の自然」を読み
お父様が おすこやかにあられた頃
「不二歌壇」に出詠下さったお歌を
しみじみと なつかしく拝し 

一日をすごしました。 





        




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